いろんな家のつくり手

アトリエくらの通常業務、純粋に建物の設計や工事監理を行うこと以外の仕事も、実は多く行っています。

そのうちの一つが各種検査の業務。有名な大手ハウスメーカー（○○ハウス・○○ホーム）の住宅建設現場にも行く機会が少なからずあります。検査を行うからには、当然そのメーカーの図面を見ながらになるわけですが、図面も現場も興味深いものがあります。しかし守秘義務等がありますので、残念ながら具体的には書けません。

私のような家づくりをしていると、ハウスメーカーの家づくりについて否定的な物言いになりそうなものですが、意外と悪い印象はなく、むしろ勉強になる部分のほうが多いかもしれません。物件はシステム的に管理されていますし、現場は廃棄物の管理や清掃もきちんと行われていて、作業を行っている人たちは、地味な作業を真面目に行っているケースがほとんど。地域の中小工務店さんが行っている現場と極端な違いはありません。

ただ 営業・経営サイドの都合によって、無茶な工期を要求されて大変な現場になっているケース が見受けられ、これはやや問題かなと思います。「時は金なり」ですし、そこを切り詰めていきたい事情はわかりますが、なんでも過ぎるのはいけませんね。