木材の品薄が深刻らしい件
米松が入手しにくいので構造計算は他の材で行ってほしい…などという依頼がチラホラ聞こえてきてはいましたが、だいぶ事態は深刻になってきているようです。新型コロナの影響やアメリカ・中国の需要が高まっている事などが理由のようですが、数ヶ月程度で改善するような話ではないようです。
米松は集成材も含めて比較的強度が高いので、横架材としてはよく使っているのですが、これからは国内産の木材に置き換える機会が増えそうです。価格の高騰が一番痛いところですが、強度が下がる事によって今までより1~2サイズアップしてしまうであろう断面サイズも、天井高や階高(建物のプロポーション)への影響が考えられ、プランニングの際にも頭の痛い問題になりそうです。